意味

暑さ指数(WBGT)は、湿球黒球温度(Wet-Bulb Globe Temperature)の値です。厚生労働省の「職場における熱中症予防基本対策要綱」は、暑熱環境による熱ストレスの評価を行う暑さ指数と説明しています。単位は℃です。

要綱は、算出の式を次のように示しています。

  • 日射がない場合:WBGT値=0.7×自然湿球温度+0.3×黒球温度
  • 日射がある場合:WBGT値=0.7×自然湿球温度+0.2×黒球温度+0.1×気温(乾球温度)

測定方法等は、日本産業規格JIS Z 8504を参考にするとされています。環境省の熱中症予防情報サイトは、全国の暑さ指数の実況と予測を公表しています。

会社が備えること

労働安全衛生規則の改正(令和7年厚生労働省令第57号)は、2025年6月1日から施行されています。施行通達(基発0520第6号)は、「暑熱な場所」を、WBGTが28度以上または気温が31度以上の場所と説明しています。そこで継続して1時間以上または1日当たり4時間を超えて行われることが見込まれる作業が、「熱中症を生ずるおそれのある作業」とされています。

この作業を行う会社には、労働安全衛生規則第612条の2により、次の準備が求められます。

  • 熱中症の自覚症状や疑いを報告させる体制を整え、作業者に周知する
  • 作業からの離脱、身体の冷却などの措置の内容と手順を作業場ごとに定め、周知する

通達は、暑熱な場所に当たるかを、原則として作業場所での実測で判断するとしています。通風のよい屋外作業などでは、天気予報や環境省の熱中症予防情報サイトなどを用いても差し支えないとされています。要綱は、作業場所にWBGT指数計を設置する等によりWBGT値を求めることが望ましいとしています。

関連する改正

出典